鳥取砂丘へ!奈良から鳥取、そして天橋立へ

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スマホの中の写真を見ながらふと思った。
「一年ぶりに鳥取砂丘を見に行きたいなぁ…」

そんなことを考えていた日の週末には、鳥取砂丘へ向けて走り出していた。

ということで、先日、鳥取砂丘へ、そこからさらに天橋立へと走ってきました。

1.ルート紹介

まずは今回走行したルートを紹介します。

拡大しないと分かりませんが、途中、サイコンを再開するの忘れてワープしてる区間がありました(*ノω・*)テヘ

2.自宅から出発

仕事が終わって帰宅してご飯食べてお風呂に入って…いそいそと身支度を整え、出掛ける準備をする。
そう、ナイトライドの始まりだ。

ナイトライドに出掛ける日はなんだかワクワクする。
暗いとこは苦手なのに、夜走るのは嫌いじゃない。

夜の景色って昼間に見るのとは全然違って、よく通る道でも知らない道のように感じたりする。
たぶん、僕的にはこの感覚が楽しいんだと思う。

3.ナイトライドで姫路まで

夜が明けるまでおよそ7時間ほど。
僕の脚力だと走れても100〜120km程度だ。
「姫路あたりまで走れたらいいかな」と、思いながらスタートした。

まずはR165から大和川サイクリングロードを目指す。
ここは大阪や兵庫に向かう際によく使うルートだ。
田尻峠を越えることにはなるが奈良側からだとそこまでキツくない。

サイクリングロードに入ってからは少しだけペースをあげる。
ときどき歩行者がいたりするから、周りへの注意は必要だけど。
サイクリングロードを過ぎてからはR2を目指して走るんだけど、どうにもこの辺りのルートがなかなか覚えられない…。

R2に入ってからは道なりに明石を目指して淡々と走っていく。
信号が多いので、どうしてもストップ&ゴーが多くなる。
だから無理のないペースで走る。
まぁ、ここで無理したところで目的地はまだまだ先なんだし、のんびりと行けばいい。

途中、メリケンパークに立ち寄ったり、(朝ご飯には早いけど)ご飯を食べたりした。

そういえば自転車に乗るようになってから、なか卯や吉野家なんかに行くことが増えた気がする。
真夜中でも開いてるから、夜お腹が空いたときの強い味方だ。
ホントありがたい。


明石海峡大橋を過ぎて、西明石まで来たあたりで進路をR250へ。
フォロワーさんに教えてもらったルートだけど、R2よりもこっちのほうが走りやすい。

気持ちよく走ってると東の空がうっすらと明るくなってきた。
つまり、日の出が近付いてきたということ。

4.初めての姫路城

姫路城は美しかった。

遠目からだけど初めて見る、『白鷺城』こと、姫路城。
一度は訪れてみたいと思っていた場所の一つだ。

白漆喰で塗られた城壁が朝日を浴びてオレンジ色に…それもまた美しい。
いずれ、ゆっくりと探索してみたいな。

5.因幡街道、そして戸倉峠へ

姫路城を過ぎてしばらく走るとR29へと進路をとった。
因幡街道の若桜往来ルートと呼ばれ、戸倉峠を越えて鳥取へと至る。

これまでは平坦基調だったが、ここからは登り基調となっていく。
ペースは上がらないし、脚は消耗していく。
コンビニや道の駅で休憩を挟みながらゆっくりと進んでいく。

ロングライドのコツとしてよく言われるのが、『頑張らない』だ。
これはその通りだと思う。

別にレースではないし、誰かと競っているわけでもない。
ただ自分が行きたい場所へ行くために走っている。

無理なく走って疲れたら休んで、いい景色に出逢えばまた休む。ソロライドだから誰に気を使うこともないし。


もちろん、レースにはレースの楽しさがあるんだと思う。
でも、僕の自転車の楽しみ方としてはロングライドがマッチしている。


そんなこんなでえっちらおっちらと坂を登っていくとようやく見えてきた。

6.新戸倉トンネルを抜けて鳥取県へ、そして砂丘へ

新戸倉トンネル!

このトンネルを抜けた先は鳥取県だ!
奈良から自転車で鳥取県へ…なぜこんなことをしているのか?

奈良から鳥取へ行くだけなら、車だって電車だってある。
それでも僕は自転車でやって来た。

だって、楽しいから。

辛いときやしんどいときだってあるけと、やっぱり楽しい。
自分の足でペダルを回してここまで来たんだという達成感。
この達成感が癖になってしまっているんだと思う。

トンネルを抜けたあとは下りだ!
この時を待っていた、待ち侘びていた!
ペダルを回さなくても勝手に自転車が進んでくれる…下り坂って素晴らしい(笑)

道の駅若桜でお昼ごはんを食べたら少し辺りをブラブラしてみた。
うん、いい感じだ。

15時過ぎ、ようやく鳥取砂丘に着いた!


約1年ぶりの鳥取砂丘…自転車に乗るまでは、正直、辺境の地にあると思っていた。(鳥取県の方ごめんなさい)

でも、なんでだろう?こうして自転車で来るとご近所のように感じてしまう。
夜の22時半過ぎに出発して、15時過ぎに到着、所要時間はおよそ17時間弱。

…あ、ご近所ではないわ。

しばし、砂丘を見てその雄大さに見惚れていた。

7.山陰海岸と襲い来る疲労感

鳥取砂丘を見たことだし、これで終わり!

…とは今回はいかない。

何を思ったのか、ここから天橋立を目指すルートを引いている。

鳥取砂丘行きを決めたあと、帰りをどうしようかと思いながら地図を眺め、ふと…

「天橋立まで行くか」

鳥取砂丘から天橋立まではおよそ130kmほど。
ただ…海岸線の130kmだ。

これを僕は正直甘くみていた。
海岸線のしんどさは和歌山を走ったときに体験しているというのに…。

上がっては下り、上がっては下る。
トンネルを回避しようとすればまたアップダウンがやってくる。

日があるうちはまだよかった。
景色を楽しむことで疲れも軽減される。

というか、景色最高!

しかし…
日が沈むと途端に暗くなった。
18時頃でもまるで真夜中を走っているような暗さだ。

そこへ来て海岸線のアップダウン。
さらには寝てないための疲労感がどっと押し寄せてくる。

疲労感から4〜5%の坂でもかなりキツく感じるようになると、当然愚痴も増えてくる(笑)

「誰だよぉ、こんなとこ走るルート組んだのぉ…」

…、まぁ僕なんですけどね…。

本来なら景色を楽しむためであろうパーキングエリアで休みながらも、なんとかアップダウンをクリアしていった。

夜の22時過ぎ、周りが明るくなってきた。
観光地である城崎温泉にやって来た。
今までは人気の少ない海岸線を走っていたから、街の明るさと人がいることにほっとする。

それにしても人多いなぁ…。
みんな温泉入って宿に泊まってゆっくりするんだろうなぁ…。

などと思いながら、写真を撮るため足を止めた。

するとここで、「もうここで休んで行けばいいんじゃないか?」って気持ちが湧いてきた。

それもいいなぁ…と思いながらも人の多さにちょっとたじろぐ。
人の多いとこはなんとなく苦手だ…。
もう少し人が少なければ泊まって行こうとなってたかもしれない。

ただ疲れはあるので、どこかで仮眠はとりたい。
地図を見ていると、豊中のほうにカラオケボックスがある。
ここで少し寝ていこうと思い、走り出した。

川沿いに走っていると豊中市に入った。
カラオケボックスに着いて料金確認…思わず「高っ!」って言いそうになった(笑)
普段なら絶対入らないほどの料金設定だが、少しでも寝たい僕は受付を済ます。
部屋に入ると速攻で眠りに着いた。
だいぶ疲れてたんだなぁ…。

てっきり2〜3時間はいれると思ったのだが、1時間経った頃に受付からの電話で起こされた。
「時間の5分前です。」

1時間ではあったけど、少し寝れたことで体力回復ができた。

「これで天橋立まで持つかなぁ…?」

登り基調な道をゆるゆると走っていると、京丹後市に入った。

それにしても…やっぱりまだ眠い


眠気と戦いながら久美浜湾沿いの道を走っていると、『道の駅くみはまSANKAIKAN』という看板を見つけた。

「あそこでもう一度仮眠をとろう…」

道の駅に着くと自販機のそばにベンチがあったので、そこで横になる。
1時間ほどのつもりだったが、気付けば2時間は経っていた。

まだ疲れはあるが走れないほどではない。
それにこの先は丹後半島一周したときに走ったルートもある。
知っている道があるというのは精神的にありがたい。

8.ゴールの天橋立へ

天橋立まであと2、30kmというとこまで来た。
疲れと眠気をなんとかするため、コンビニで眠眠打破を買ってみたが、これが効いてくれた。

それまで平坦でも24、5km/hくらいしか出せなくなっていたのが、28〜30km/hくらいで走れるようになった。

「このまま一気に天橋立へ行こう!」

天橋立まであと数kmといったあたりで夜が明けてきた。いいタイミングだ。

「天橋立で日の出を見よう!」
あとはその気持ちだけで走り切った。

ゴーーール!!!

天橋立駅前に到着だ!

天橋立から見る日の出はご褒美でした。

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